Plone 3.0 で使えるフォーラム機能追加のアドオンプロダクト、Ploneboard 2.0 RC1(ただしまだRC1 = リリース候補なので注意)について日本語化を試してみた。
これは割とあっさりできた。
Ploneboard 2.0 RC1 がインストールされたフォルダ、<
Plone インストールフォルダ>\Python\Lib\site-packages\Products.Ploneboard-2.0rc1-py2.4.egg\Products\Ploneboard のさらに下に、i18n フォルダがある。
このフォルダ内に各国語の言語ファイル(拡張子 po)があるので、ここに日本語版のpoファイルを作ればよい。
雛形となる .pot ファイルが同フォルダに置いてあるので、これを ~-ja.po というファイル名でコピーし、テキストエディタで開いて日本語化して保存する。
.po ファイル中冒頭には次のようなセクションがある。
"Content-Type: text/plain; charset=utf-8\n"
"Language-Code: en\n"
"Language-Name: English\n"
"Preferred-Encodings: utf-8\n"
"Content-Type:" や "Preferred-Encodings:" はいずれも "utf-8" に、"Language-Code:" と "Language-Name:" はぞれぞれ "ja"、"Japanese" に変更する。
あとは、msgid に対する msgstr に、日本語訳を記載していけばよい。
こんな感じ。
#. Default: "Add"
#: ../skins/ploneboard_templates/prefs_manage_transforms.cpt
msgid "Add"
msgstr "追加"
なお、.po ファイル保存時のエンコード方式も utf-8 とすることを忘れずに。
~-ja.po ファイルの作成が終わったら、Plone を再起動して完了である。
ところで、Plone はこのように言語ファイルの追加変更やアドオンプロダクトの追加のたびに、再起動が必要なようである。
おまけに Plone は起動が重く時間がかかるため、非常にストレスを感じる。
ASP.NET だと、多くの場合、構成変更時も明示的な再起動は不要である。もちろん、アプリケーションプールのリサイクルや再コンパイルなどが行われているのだが、これらが自動で、かつ、さほど時間がかからずに(Ploneの起動に比べれば微々たるもの)行われるため、あまりストレスを感じないで済んでいる。