Visual Studio 2008 の Professional Edition だと、プロジェクトテンプレートに「テストプロジェクト」というテンプレートが存在する。

Express Edition はもちろん、Standard Edition にも、「テストプロジェクト」テンプレートは存在しなかった。
これは何?
試しに、「プロジェクトの新規作成」->「テストプロジェクト」でプロジェクト作成してみる。
どうやら、NUnit によるユニットテストプログラムと同じ感覚で、ユニットテストを書けるようだ。
[TestClass] とか [TestMethod] などの属性も NUnit と同等だし、"Assert.AreEqual(...)" といった具合に、Assert クラスもあって、かつ、備わっているメソッドも NUnit とそっくりだ。
ただ、名前空間が、Microsoft.VisualStudio.TestTools.UnitTesting なのである。
[F5] で実行すると、Visual Studio にビルトインされたテストランナーでテストコードが実行され、結果が「テスト結果」ウィンドウに表示される。「テスト結果」ウィンドウの表示方法は、いろいろなグループ化やツリー表示、サマリの表示などの機能を備えているようだ。
これって、Visual Studio Team System のサブセット? さすがに ASP.NET の Web テストまではできないようだが。
別途 NUnit をインストールしたり構成設定したりせずとも、VS2008Pro をインストールするだけで使えるのはちょっと魅力的。
また NUnit は、ちょこちょこマイナーバージョンアップするので、これについていくかどうか迷うときもある。
はてさてユニットテストプログラムの作成に、これまでどおり NUnit を使い続けるべきか、この VS2008Pro のテストプロジェクトに乗り換えたほうがメリットがあるか、迷うところ。
MbUnit という選択肢もあるし。