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2015年 12月 10日
Ironナントカという言語実装、覚えてますか?とある技術デモンストレーション的な C# 製 ASP.NET Web アプリを作成していての話。.NET 界隈の情報をキャッチされている皆さんは、ずいぶん以前に一時期、IronPyton や IronRuby 等々、"Ironなんちゃら" がバズってた頃を覚えているだろうか。 IronPython 等、いまだ健在のプロダクトもあるが、ここ最近は自分の情報キャッチの範囲ではとんと話を聞くことがなくなった感がある。 さておき、先述の Web アプリでは、IronPathon 又は IronRuby のいずれかのスクリプトをページ上で編集・設定しておくことで、そのスクリプトで Web アプリの動作をカスタマイズできる、という仕掛けを作っていた。 Web アプリではないが、同様のコンセプトを説明している過去記事へのリンクを貼っておく。 参考) 自作.NETアプリに、Ruby や Python によるマクロ機能を搭載する http://devadjust.exblog.jp/14784859/ Python と Ruby の2つからしか選べないよしかしながら、Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを実装していて、実行時に動的に採用決定できるスクリプトエンジンは、安心して使えそうなのは IronPython と IronRuby しか発見できなかった。つまり、先の技術デモの Web アプリでは、スクリプト言語として Python か Ruby の2択を迫られるわけである。 なお、C# から呼び出し可能な .NET 上で動作するスクリプト言語の実装は Python/Ruby に限らず他にもある。 ただ先に書いたとおり、Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを実装していないので、呼び出す側の C# コードは変わらずに、実行時に動的に new する言語エンジンだけ切り換えれば OK、という技術デモにならないわけだ。 Python, Ruby だけじゃなく JavaScript も使いたいしかしそうはいっても、自分は Python/Ruby はほとんど書けないに等しいこともあり (しかもそれらは正確には本家・純正の Python や Ruby と比べて微妙に仕様や動作に差異があったはず)、できれば JavaScript もこの技術デモ Web アプリでのスクリプト言語の選択肢に載せたかった。ということで目を付けたのが Jint というライブラリ。 これは .NET 上で動作する JavaScript インタープリターである。 Jint https://github.com/sebastienros/jint ちなみに Jint は、どんなプラットフォームでも使えることを目指し、そのために 100% Managed な実装なのだそう。 Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを実装していないのも、DLR (Dynamic Language Runtime, Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを含む動的言語実装を支援するライブラリ) を巻き込むことすら敬遠したからとのことである。 類似の JavaScript エンジンとしては他にも Jurassic であるとか、V8.net とかもあるようなのだが、Jint のほうが取り扱いや C# で書いたオブジェクトの操作がやりやすそうだった。 さて、しかしこのままでは先の技術デモ Web アプリで JavaScript が選べるようにはならない。 Jint は Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを実装していないからだ。 Iron化!...ということで、Jint をラップしてMicrosoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを提供するライブラリ、IronJint を作成した。IronJint https://github.com/jsakamoto/IronJint ただし、先の技術デモに必要最小限の能力、すなわち技術デモアプリのオブジェクトをスコープに注入して、指定の文字列をそのスクリプト言語のコードであると解釈して実行するだけに留めた、ものすごく薄いラッパーなので (デバッグや適切なエラー処理などの高度な機能は未対応)、IronJint のソースコードは たかだか 90行程度 となっている。 とはいえ、この程度でもじゅうぶん機能は果たし、やりたいことを実現できたのでとりあえず満足である。 ちょっと失敗したかな、と反省しているのは、ライブラリ名に "Iron" を付けたこと。 IronPython や IronRuby と同じ Iron ファミリーとして、それら二大巨頭と差し替えて使えることを意味した命名ではある。 しかし今振り返ると、先に書いた通りきわめて限定されたサブセットの機能しか提供していないので、"Iron" の銘は少し重すぎたかなぁ、と。 "SemiIronJint" にしておけば良かったか、とちょっと後悔している。 もうひとつのエピソードIronJint を NuGet パッケージ化して公開しようとしたのだが、ちょっと問題があった。Microsoft.Scripting.Runtime.LanguageContext インターフェースを含む、DLR の本体、DynamicLanguageRuntime NuGet パッケージが、当時未だに Alpha バージョンのままだったのだ (Beta ですらない!!)。 そしてもっと具合の悪いことに、DynamicLanguageRuntime NuGet パッケージに収録の DLR の本体、Microsoft.Scripting.dll 及び Microsoft.Dynamic.dll が、な、なんと、IronPython の NuGet パッケージにもだぶって収録されていたのだ。 そこで、恐る恐る、nuget.org 上の IronPython のページにある問い合わせリンク経由で中の人に 「DynamicLanguageRuntime はいつ正式リリースされますかねー」 「IronPython のパッケージとだぶってますけど解消されますかねー」 とメールしてみた。 すると、「最近忙しくて大変なんだ、プルリクくれたらやっとくよ」と (私には読める) 返信を頂戴した。 そこで頑張って NuGet パッケージ生成まわりのビルドスクリプトを修正してプルリクエストを送信。 https://github.com/IronLanguages/main/pull/1193 結果、無事マージいただいて、NuGet パッケージも nuget.org に push されていた。 ということで今日では、IronPython も IronJint も仲良く DynamicLanguageRuntime NuGet パッケージに依存し、依存関係で競合を起こすことなく他の Iron ファミリーと混ぜて Install-Package できる時代になった次第。 でも、もう DLR って流行ってない気がするんですけどね。:P
by developer-adjust
| 2015-12-10 22:54
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