.NET Framework 3.0 とともにリリースされた WF こと Windows Workflow。
デザイナ画面でフローチャートを描くような感覚で、シーケンシャルワークフローをコーディングできる姿を見て大変興味を覚えたのだが、しかし、なかなか実務でどこに応用したものかわからぬままに、手を付けずにいた。
正直なところ、いくらカスタマイズ性能や仕様変更に対する耐性が高くなるとはいえ、"IfElseアクティビティを Drag & Drop して..." とかやるよりも、普通に C# で if 文書いたほうが早いじゃん、としか思えなかったのである。
しかし最近、まさしくこれこそ WF シーケンシャルワークフローを使うといいのでは、と思い当たるアプリ開発が発生。
そこで下記書籍をガイドブックにして、いよいよ WF を実務で使ってみた。
その結果、正直、いろいろ床下配線が必要でまどろっこしい感じは拭えないし、やはり相変わらず応用すべき場面・局面は限られると思われるものの、それでもなお、「これはやってみるべき!」との結論に達した。
特に、
並列処理の記述が簡便にできること ( Parallel アクティビティや、Replicator アクティビティの Parallel モードの利用 ) 、また、
"コードの可視化" の恩恵で、どこが並列処理可能かを見つけやすくなることが、
これからのマルチコア時代、非常にポイントが高いと感じている。
そういうわけで、社内でも WF シーケンシャルワークフローの実装を扱えるメンバーを増やすべく、社内勉強会をハンズオン形式で開催。
その際のプレゼン資料だが、上長の厚意により、一般公開してよいとの承諾を頂いた。
下記、slideshare にアップロードしてある。
http://www.slideshare.net/jsakamoto/windows-workflow-2860205
SkyDrive にもアップロード済み。
Windows Live ID お持ちの方であれば、いちいちダウンロードすることなくブラウザ内でそのまま閲覧できるので、こちらからご覧頂くのもよいだろう。
http://cid-5dd1e083875ff918.skydrive.live.com/self.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%8c%e3%82%89%e3%81%ae%20Windows%20Workflow%20%e5%85%a5%e9%96%80.ppt