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2014年 08月 25日
Windows OS における、.NET 関連のとある開発者向けツールの話題。
ILSpy とは?ILSpy とは、.NET におけるビルド済みアセンブリなどを "逆コンパイル" して、C# などの言語のソースコードとして見せてくれるツール。ILSPy http://ilspy.net/ 同類のツールとしては、Telerik の JustDecompile とか、redgate の .NET Reflector とかが思いつく。 JustDecompile http://www.telerik.com/products/decompiler.aspx .NET Reflector http://www.red-gate.com/products/dotnet-development/reflector/ そんなに頻繁に出番があるツールではないのだけれども、最近だと、F# コンパイラが吐きだしたアセンブリが C# などからはどう見えるか、とかいう場面で使ったりした。 .NET Reflector は有償化したいっぽうで、自分の用途では有償版に価格に見合う価値を見いだせず、無償で使わせてもらえる ILSpy と JustDecompile の二択、というのが自分の印象だ。 (ちなみに自分は ILSpy と JustDecompile の両方をインストールして両者を適宜利用している) だけどインストールが面倒くさい...そんな "逆コンパイラ" である ILSpy と JustDecompile であるが、インストールが少しばかり面倒くさい。ILSpyの場合「ILSpyなんて、GitHub のページからZip済みバイナリをダウンロードして解凍するだけなのに、いったい何が難しいの!?」といわれるかもしれない。しかし問題はそこじゃないのだ。 ILSpy を "インストール" したならば、Winキーを押してスタートメニューを表示させ、そこで「I」「L」くらいまで打鍵したら検索結果候補に ILSpy が浮上してきてそのまま Enter 打鍵で起動させたいじゃないですか。 しかし「Zip ファイルをダウンロードして解凍」であれば、さらにそこからスタートメニューへの登録が必要となる。 もっと細かいことを言えば、Zipファイルをダウンロードするところまではいいんだが、それを「どこに解凍するか」で迷いが生じてしまう。 他の人に ILSpy を使ってもらいたい必要が出てきてインストールしてもらうときがもっともだ。 「これ、どこに解凍したらいいんですかね?」 毎回、この質問に答えるのは、なかなかどうして、面倒なものだ。 最近なら、Windows 向けパッケージマネージャである Chocolatey を利用することで、「cinst ilpsy」でインストールできてしまうようだが、それとて、まずは Chocolatey クライアントのインストールから始めねばならない。 やっぱり面倒。 (自分は Chocolatey クライアント、インストールして便利に使わせていただいてますが) JustDecompileなら...JustDecompileならインストーラが付いているのでこんな面倒はない。だがしかし、無償で使わせてくれる代わりにユーザー登録が必要だったりする。 もちろん、これほどのツールを無償で使わせてくれるのだから、ユーザー登録したり使用状況をレポートしたりなど協力を惜しむ必要はない。 ただ、他の人に使ってもらうときに、 「え、ユーザー登録必要なんですか?」 と怯まれてしまうことがある。 事情を承知してもらうのが、なかなかどうして、面倒なものだ。 さらにアップデートが...ILSpy と JustDecompile は両者とも、起動時などに新しいバージョンがリリースされてないかチェックしてくれる機能がある。だがしかし、所詮 ILSpy は最新版がリリースされていることを検出したところで、その最新版の Zip ファイルをダウンロードするだけなのだ。 (そもそも前回のUpdateが2年前とかいう話もあるがそれは別の話題) JustDecompile は Update の頻度がもう少し高いが、こちらも最新版のインストーラをダウンロードしてくるだけにとどまっている。 まぁ、ダウンロードされたインストーラを起動すればいいだけなので手間のうちではないかもしれないが。 なので ClickOnce にしてみたということで、いい加減、フラストレーションも溜まってきたので、ILSpy を ClickOnce 化することにした。ILSpy は MIT License にて、GitHub にてソース公開されている。 https://github.com/icsharpcode/ILSpy これを GitHub 上で fork、自分の手元の開発環境へ clone し、Visual Studio で若干のプロジェクト構成を行ってから ( ソースコードの変更は一切必要ない )、「発行」を実施すればOK。 https://github.com/jsakamoto/ILSpy/commits/pack-for-clickonceget 先日立ち上げたサイト "ClickConce Get" に登録しておいた。 ClickOnce Get http://clickonceget.azurewebsites.net/ これで今後は、下記 URL を Internet Explorer で開くことで、 クリック一発でダウンロードからインストール、スタートメニューへの登録まで すべて行ってくれる。 http://clickonceget.azurewebsites.net/app/ILSpy (IE以外の任意のブラウザでもかまわないが、それだと、いったん .application ファイルのダウンロードになって、そのダウンロードし終えた .application ファイルを開く、という手順が必要。) さらに、これは ClickOnce 技術による配布技法なので、今後もし新バージョンがリリースされたなら、次回 ILSpy 起動時に自動で更新の検出とユーザーへの確認、さらに、そのままインプレースでの更新が行われる。 (細かいことを言えば、上記配布サイトにUpしたパッケージは、7日に1回の頻度での更新チェックとするよう構成してあるので、"次回起動時" は正確ではない) ちょっと言い過ぎました...とまぁ、いいことずくしのような ClickOnce 化。しかし大変残念ながら、実は大きな難点もある。 今日時点では開発用のテンポラリな電子証明書で署名してあるだけなので、 一見、インストールできないかのようなメッセージが表示される のだ。 このメッセージの詳細をクリックするとようやく、危険を承知でこんな野良署名されたアプリをインストールするかどうかの確認メッセージボックスが表示されて、ここで OK を押すことでインストールが実行される。 ちゃんとした電証明書を入手して電子署名しておくのがいいのだとは思う。 だけど、そのような電子証明書の入手費用もばかにならないはず。 (といいつつ、実はコード署名のためのそれなりの証明書入手費用は知らなかったりする(!)) たかだか今回のようなシナリオのためだけに、そのような費用を支払うのも気が進まない。 なので本件の対応は当面見送りだ。 そして ClickOnce Get に潜む闇と罠...そもそも、ClickOnce Get サイト自体、どうやってマルウェアが潜んでいないことを保証するのか これといった手だてがない。 アプリを配布する人はちゃんとした電子証明書で電子署名したものを Upload する & 利用する人はしかるべき署名されたものしかインストールしない、というくらいしか今は思いつかない。 そしてそんなことを書いている矢先に、サイト開設した本人からして、テンポラリ署名で済ましたものを Up している始末だ。 大体、今回は自分で ILSpy を ClickOnce 化して自分で ClickOnce Get に up したから自分では安全だとわかっている。 だがしかし、 誰かが ILSpy というパッケージ名でマルウェアを ClickOnce Get に up してたらどうだろう? これは結構怖い話だ。 結局のところ、ClickOnce Get は自分のために開設したサイトであって、自分が用意した ClickOnce パッケージを配置できれば十分、と思っていたため、あんまり深く考えていなかったのだけれども、なかなかどうして、これは深い問題・課題だ。 まとめとうことで、最後は救いの見えない暗い話(!?)になってしまったが、それでも「まぁ、彼が自分で用意したパッケージだっていうなら、それを信じて、ClickOnce Get の ILSpy、使ってみるか。面倒ないし。」ということで、自分だけでなくどなたかの役に立てば幸いである。おまけなお、ClickOnce Get は GPLV2 License で GitHub でソース公開済みであり、且つ、自分でオレオレ ClickOnce Get サイトを構築するのは自由である。Microsoft Azure Websites の、PaaS でありながらファイルシステムは永続化される特徴を活かし、データベースを使わずファイルシステムだけで動作するので、git clone して自前の Azure Websites に git push すれば動き出す(GitHub 認証のためのキー設定は必要)。 認証部分を改造して、自分だけがコンテンツ設置できるオレオレ ClickOnce Get サイトを立てて、自分が信頼置けるパッケージのみを自分で配置して、限定されたメンバの間でのみ活用するとかありかもしれない。
by developer-adjust
| 2014-08-25 23:37
| .NET
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Comments(2)
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通りすがり
at 2015-08-13 14:13
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ClickOneのILspyを使ってみましたが、ClickOnceで落ちてきたApplicationは既に古いバージョンで、最新のILspyが落ちてくるClickOnceが機能していない
0
Commented
by
developer-adjust at 2015-08-20 23:57
おっと、これはぬかりました。v.2.1のリリースまで2年もかかってたのでなんのキャッチ体制も敷いていませんでしたが、2015年はやたら活発になってますね。 https://github.com/icsharpcode/ILSpy/commits/master 遅まきながらオレオレ ClickOnce 版も先ほど更新しておきました。
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