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2011年 06月 13日
OSCセッション無事終了 - まずはお礼を先日2011年6月11日に開催されたオープンソースカンファレンス 2011 Hokkaido(以下、OSC11Do)。このブログでご報告させて頂いたとおり、ITコミュニティ「CLR/H」枠として、「WebMatrix を使ってライブで作ろう! スマートフォン対応モバイル ASP.NET Web アプリ」というタイトルで1セッション設け、これに登壇させて頂いた。 拙いセッション進行にも関わらず、熱心に見入ってくださった皆さんにお礼申し上げる。 「なんかコーディング速すぎてよくわかんなかったけど、でも、あれだけの時間であの程度のものまでは、あのくらい書くだけでできるんだな」といった所感だけでも持ち帰って頂けたら冥利に尽きる。 当日の Twitter 上の模様を、@stknohg 氏が Togetter にまとめてくださっている。 ご参考まで。 http://togetter.com/li/147149 また、自分が事前の回線チェックを怠ったため、最後の最後で、ExpressWeb へのアップロードが失敗してしまったこと、この場を借りてお詫びしたい。 後日、WebMatrxi から ExpressWeb へのアップロード(Web配置)の様子を動画でお届けしたいと思うのでご容赦頂ければと思う。 実はあのセッション中は...さて、そのセッション。内容としては、 1. WebMatrxi 備え付けの ASP.NET 管理ページからライブラリをインストールしつつ、 2.「ぐっと来た.cc」で公開されている OData に HTTP アクセスし、 3. Amazon Web Service に HTTP アクセスして書籍の表紙画像を取得、 といった Web アプリをライブで作ったわけだが、ところで。 もしかして気づいていたかもしれないが、 あのコーディングの最中、 ネットワーク接続は Off にしていたのだ。 なぜ?その理由だが、OSC 運営事務局からあらかじめ、以下のアドバイスを頂いていたからだ。1 .OSC運営側で用意したインターネット接続が不調になることに備えておきましょう。 2. ご自身で用意される WiMAX やそのほか 3G 回線も、同会場から多数の利用者からの接続が予想され、接続できなかったりする恐れがあります。 3. つまり、インターネット接続が無くてもセッションの進行に困らないようにしましょう。 しかしそうは言っても、今回作成した「オレのぐっと来た」は、NuGet.org と「ぐっと来た.cc」と Amazon Web Service とのインターネットごしの接続が生命線。 さてどうしたものか!?そこで執った戦略が、「ぐっと来た.cc」と Amazon Web Service のクローンを作って localhost に立ててしまえ! というものだ。 完全なクローンは必要ない。 「ぐっと来た.cc」に関して言えば、OData 公開している feed.svc の機能を模擬できれば充分である。 そしてこれは非常に簡単なことだ。 というのも、ASP.NET であれば、WCF Data Service というテクノロジによって、容易に OData 公開できるからである(過去のブログ記事など、ご参考まで)。 Amazon Web Service の模擬に関しては、もう少し手を動かしてドロドロとしたコーディングが必要だが、結局は HTTP 要求に対して XML を返すだけなので、こちらも難しいことをしているわけではない。 ASP.NET MVC3 で構築したので、要求 URL に対するルーティングなど、楽勝である。 そしてバックエンドのデータベースの構築にあたっては ADO.NET Entity Framework 4.1 の Code First 方式を採用し、SQL Server Compact Edition 4 のデータベースファイル(.sdf)上に、迅速に構築。 まさしく、このように、手間はかけずにサクッと作っておしまいにしたいアプリには Code First はうってつけである。 あとは Windows OS の hosts ファイルに以下の2行を追加しておくだけである。 127.0.0.1 guttokita.cc 127.0.0.1 ecs.amazonaws.jp こうして無事、インターネット接続なしに、「オレのぐっと来た」を作成することができるようになったのだ。 と、まぁ、実はたかだか 45 分のあのセッションのために、実はコッソリ舞台裏で、ここまで準備してましたという種明かし。
by developer-adjust
| 2011-06-13 09:12
| .NET
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